2003年10月運営委員会のこと
沖縄・日本から米軍基地をなくす草の根運動
2003年10月沖縄・草の根プロジェクト, 運営委員会報告
下記のように10月運営委員会、沖縄・草の根プロジェクトが開かれましたので、
ご報告いたします。
2003年10月28日
沖縄・日本から米軍基地をなくす草の根運動
運営委員長 平山基生
日時:2003年10月24日(金)
4時10分〜6時10分 運営委員会、沖縄・草の根プロジェクト
〔なお6時から平山知子『若きちひろへの旅』出版記念会実行委員会が行われました〕
T前回の沖縄・草の根プロジェクト会議と運営委員会(9月23日)以後の活動報告と討論
@平山基生運営委員長は、市民運動への提言「参加民主主義と連帯と」を執筆し、ホームページに掲載しました。「草の根ニュース」15号にも掲載します。国際法律家協会"INTERJURIST"にも掲載予定。韓国市民運動から、日本との大きな違いを考慮しながら、自主的におおいに学ぶ必要があること、特に、日本の平和革新民主勢力特に「無党派の平和革新民主勢力」が、追い込まれているという気分になっており、国会議員選挙でどうせ勝てないという「負け犬根性」で選挙にも行かない、というのではなく、韓国市民運動の「国政を変えていく」スタンスからもっと学ぶことの必要性が強調されました。
Aホームページが大きく更新されました。特にイラク派兵反対運動でアルジャジーラの写真とリンクしています。しかし、辺野古の米軍基地建設や普天間基地撤去について十分情報を提供していないことについての反省が報告されました。
ホームページ更新作業は、9月24日、30日、10月2日、7日、10日に、HAさんの協力により行われました。
リンクを張ったところ、アクセスが増加しました。10月24日朝13183、26日13217。
プロバイダーを 1-man ネットに変更。アドレスも変更しました。デスクを借用している公共一般のNさんの援助も得ました。
新ホームページアドレス http://www.kusanone.org/。
年末まで今までのocnと併用します。メールアドレスも変更予定。
〔参考〕各国米軍情報センター準備会でパソコンを購入しました。〔相談役Nさんの貴重なカンパ〕
B「草の根ニュース」第15号編集中。12ページの予定。イラク攻撃にどのように在沖在日米軍基地が使われたかの全容が十分つかめず、ニュースにのせられないことが残念であること、辺野古の新基地反対をのせることも話されました。
【イラク派兵反対運動関係】
Cイラク派兵反対と劣化ウラン弾禁止の二つの請願を渋谷区議会へ出しましたが、2つとも不採択となりました。町田市では、イラク派兵反対については不採択でしたが、クラスター爆弾反対については採択となりました。(斉藤美紀さんと平山基生さん)
D賛同会員弁護士と、イラク派兵法廃止法案について、イラク派兵反対と緊急人道支援との関係について論議し、廃止法と、人道援助法と切り離して提起することとしました。
各候補者からアンケートをとる構想については、残念ながら、今回はその力量がないので、政党からアンケートをとる方向で努力することになりました。これにともない、現在の草の根ニュース1ページは、参議院選挙向けに使用し、今回は部分的に使用することにしました。
E草の根運動は、10月25日発表の「米国のイラク派兵要求に反対する日韓共同宣言」に賛同しました。賛同団体数は、会議当日までに278団体、最終的には、300団体の大台にのりました。
これだけの数の市民団体が政党系列を乗り越えて、結集したことは初歩的ではあるが非常に大きな意義があることも強調されました。
【名護新米軍基地建設反対運動関係】
F沖縄県名護市ヘリ基地反対協議会仲村善幸事務局長と電話連絡。ボーリング調査を海面に行う場合には、ジュゴンという文化財を破壊するので文化財保護法に基づき告発を行う。この運動の担当者は、協議会の大西照雄委員であることが伝えられました。名護市議会は、市議会の同意なくしては、ボーリング調査着工するべきではないと言う趣旨の決議を行ったことも伝えられました。(本年2003年5月頃)
G沖縄・名護市辺野古の新米軍基地を阻止する運動について、もっと強める必要が述べられました。
H出入金事務整理(コンピュータ打ち込み)〔柿沢さん、高部さん、本多ミヨ子さんのご協力もえました。〕
U草の根運動活動方針
@草の根運動半期計画
1)来年(2004年)6月の参議院選挙に向けて、国会議員評価運動の提唱を検討します。
2)沖縄・草の根プロジェクト総会(仮称、賛同会員に広く呼びかける。2004年2月または3月)
A「ノー ユーエス ベーセズ ナウ---米軍基地をなくす草の根運動とは何か」パンフ発行。平山運営委員長が執筆を急ぎます。
B辺野古新米軍基地阻止のための告発委任運動(ホームページ、草の根ニュースなどでもっと強める)は、「草の根ニュース」に、生物学研究者の中村敏枝さんが紹介を書いてくださることになりました。
Cイラク派兵反対運動を強化し、イラクへの自衛隊派兵を阻止する様々な運動と連帯していきます。
イラクから帰国する細井明美さんの報告会を、計画したいと思います。とりあえず、11月20日7時15分から東京労働会館地下会議室での報告会があります。
〔参考情報1〕10月18日出発し、イラク現地へ行っている細井明美さんは、
11月2日帰国予定です。
〔参考情報2〕総選挙に向けて「イラク派兵法廃止法案に賛成する新議員で国会多数派をつくろう運動」を立ち上げようと、賛同会員弁護士が法案を準備したことは前述の通りです。
D朝鮮半島を含む東北アジア安全保障体制確立運動、関連して非核宣言をしたモンゴル、非核3原則を持つ日本、朝鮮半島での非核を追求する韓国、安全保障を強く要求している北朝鮮の4カ国で、非核地帯を設置する運動(モンゴル、日本、韓国、北朝鮮4カ国非核地帯設置運動)を支持します。〔姜尚中(かんさんじゅん)東大教授提唱〕
これに関連して、モンゴルの非核宣言の実情を調査するために、モンゴルに人を派遣します。
E港区に、「東京都又は全国組織が出来たらそこに合流することを前提とする、草の根港区の会」の組織化に着手します。港区六本木には、米軍基地が存在します。
F賛同会員を拡大します。
G財政状況の明確化。会費納入と年末カンパお願い
関連報告1
各国各地米軍・米軍基地・沖縄・原爆・草の根運動情報センター設立構想の進行状況
メールで 川瀬絵里さん(米国大学留学中)から、在日米軍について問い合わせあり。今後もあり得ます。
関連報告2
平山知子運営委員の著書「若きちひろへの旅」出版記念会が1月31日に行われます。若い頃中国侵略戦争にかかわらざるを得なかったが、美しいものを破壊する戦争に反対した童画家いわさきちひろの思いをくみ取り、今につないでいくことも、草の根運動の思いにつながると考えます。
関連報告3
国際女性法廷をリードした松井やより1周忌記念行事が12月21日に予定されている。江戸東京博物館ホールで、2時からシンポジウム、6時半開場で朗読劇・民芸公演「地球という小さな星の上で」(細井明美実行委員長)が行われます。
討議内容と留意点
@沖縄など日本から米軍基地をなくす草の根運動をめぐる情勢
有事法制、イラク派兵法、テロ特措法延長法が成立し、成立した戦争法に基づき年内自衛隊イラク派兵が企まれている。タカ派の小泉新内閣は、憲法明文改悪案作成を指示し、明文改悪への動きが強まっている。自衛隊海外派兵恒久法成立策動も。
鳥島周辺で自衛隊の演習が行われるという。新米軍巨大海上基地建設ボーリング調査は名護市議会の反対もありまだ着手されていない。宜野湾市・伊波洋一基地反対市長は、12月初旬に沖縄市で普天間基地問題シンポジウムを提案。
北朝鮮をめぐっては6カ国会談が開かれたが、次の6カ国会議はまだ設定されていない。北東アジアでの真の平和・安全保障体制はまだ確立されるにはほど遠い。ヨーロッパに作り上げられたような再び戦うことのない北東アジア安全保障体制を作ることが重要になっている。
国会は解散され、10月28日公示、11月9日総選挙が決定されている。アメリカ大統領選挙は来年11月に予定され、すでに選挙運動は始まっている。
アメリカの平和団体「国際ANSWER」などが呼びかけた国際統一行動は、10月25日行われた。同日「第9条の会・オーバー東京」は、オーバービー博士を招いて講演会を行った。国際行動に呼応して、イラク派兵反対日韓共同宣言運動もとりくまれた。(前述)
A2004年5月16日に「沖縄コンサート」があります。
〔備考〕2004年5月24日には、平山知子弁護士関係の、いわさきちひろ中国ツアーもある。
B韓国「参与連帯」に依頼した韓国での沖縄パンフの発行はまだ結果はわかっていません。
C八戸全国交流会につづき来年東京が交流会を担当することになりました。この準備はまだ始まっているかどうかわかりません。
V沖縄・草の根プロジェクト
D沖縄・草の根スタディツアー成功に伴う諸活動
1)写真交換など〔交換会をするか。するとしたらいつか〕
2)文集作成します。どうまとめるか
3)ホームページにのせましたが、もう少し充実の必要があります。
E沖縄コンサートビデオの普及を引き続き行います。
F来年の沖縄ツアーについては継続討議。
【日程】
G隔週定例で開くことになった「沖縄・草の根プロジェクト例会」の運営。11月は
11月10日(月)6時~8時
11月24日(月)は祭日ですが、隔週と言うことで例会を開くかどうか、11月4日の作業日と11月10日の例会で検討致したいと思います。
場所 ラパスビル5階リフレッシュルーム
H「草の根ニュース」15号(9月号)編集及び発送作業。
発送作業日 11月4日(火曜日) 1時~6時
場所 ラパスビル5階リフレッシュルーム
I次回運営委員会・沖縄・草の根プロジェクト会議
日時 11月27日(木曜日)4時~6時半
場所 代々木
〔参考〕同所で、運営委員会の後、『若きちひろへの旅』出版記念のつどい実行委員会があります。
「第5回アジア・太平洋の平和・軍縮・共生のための国際会議in沖縄」
への賛同について、追加ご承認のお願い
運営委員会へ提案できませんでしたが、標記の会議への賛同をご承認いただきたくお願い申し上げます。賛同金3000円。 2003年11月14日~17日、沖縄パシフィック・ホテルで開かれます。別紙のような内容です。 なお、沖縄連絡先をご担当いただいている池宮城紀夫弁護士も発起人のお一人です。