自衛隊員とそのご家族へ
 みなさまは、米軍司令官が「全地域が戦闘地域だ」と言っているイラクへ行くことが、祖国日本を守る「自衛」行為であると言うことに、きっと疑問をお持ちのことでしょう。今のイラクでは、派遣されれば、自衛隊員から必ず戦死者が出るでしょう。アメリカの兵士自身が、「イラクはアメリカを攻撃していないのに、イラク攻撃するのは理解できない」と疑問を持っているのです。(空母キティホーク乗員)
 また、戦後今まで、日本の武力が、他国の人を殺したことがないという名誉ある歴史を終わりにする可能性が強いのです。
 同じ日本人として、言いたい。自衛隊の皆さん、どうか死なないでください。死ぬようなところに行かされないでください、と。
 もしあなた方が、守るべきものがあるとするならば、それは祖国日本なのです。日本とは何か?それは、あなた方の家族であり友人たち国民なのです。法的には、日本とは「日本国憲法」です。公務員の憲法遵守義務は、隊員であるあなた方の義務であり、本来この憲法に従わない政府は、政府としての正統性に疑問があるのです。あなた方は国民としても、自衛隊員としても、憲法上の権利と義務として、イラク自衛隊派兵法に反対の声を上げてください。アメリカの侵略・占領のために捨てるには、あなた方とあなた方の息子娘の命はあまりにも尊いのです。
自衛隊員の皆様の命はお金では代えられないのです。「自衛」隊員の名にふさわしく、海外派兵を、憲法上の権利として拒否するために、また、日本人とイラク人が、アメリカの石油会社のために、殺しあわないために、命を守るために、裁判を起こすこともありえます。あなた方を死地へ追いやろうとしている無責任な政府に、投票を持ってノーと言おうではありませんか。これが国民主権です。
沖縄・日本から米軍基地をなくす草の根運動(平山基生)