草の根アピール
名護市長選、統一こそ勝利(声明文案)
来春1月22日の名護市長選は、歴史的に勝利をおさめるのか、敗退かの重要な分岐点に立っていると言える。国の内外の情勢から言っても最も注目に値する、選挙である。
1票を投じる権利があるのは、名護市民のみではあるが、内外にさまざまな影響を与えるという点において、単に市長を選ぶという、他とは大きく明らかに違う。
60年という、長きに渡って、米軍基地を背負わされ続けた沖縄県民など日本国民が、日米政府に対して毅然と基地は「NO!」と公式に示す絶好のチャンスである。
沖縄県民には、80%いや限りなく100%に近い基地反対の世論がある。にもかかわらず、残念なことに選挙という公の場で市民の意思を結集できず、大切な1票を有効に生かせなかったという過去の教訓がある。今度こそ、どんなことがあっても、基地をなくしたいという人びとの熱い1票を死票にしてはいけない。
辺野古で「クイ一本打たせない」と海上座り込みの阻止を最前線で闘うおじぃ、おばぁの輝かしい成果を無駄にしてはならない。このような市民や草の根の活動も名護市長選の勝利によってむくわれる。
又、ここからさらに基地反対の大きなうねりを作り出し、新たな前進と勇気をもたらし、展望を開くことになる。
くりかえすようだが、今回、米軍基地再編反対という国民全体がかってない程、世論の高まりがあるとき、名護市長選の重要性はきわめて高い。まさに、名護市長選での勝利は、歴史的あるいは、米軍基地をなくす世界史的意義を持っている。
沖縄の基地のありようは異常である。狭い島で一般住民と隣り合わせにある、米軍基地の密度の濃さは世界にも類を見ないであろう。全世界に展開する米軍基地の状況も異常である。
米軍基地撤廃、「命どぅ宝」の一致点で統一候補を実現して、選挙で勝利し、60年背負わされ続けた、基地という危険で重い背中の荷物をもう、おろそうではありませんか?糸数慶子選挙で見せた、市民の知恵を今こそ発揮し、名護市長選での基地反対候補の統一へ向けて、市民が立ち上がろうではありませんか?
2005年12月 沖縄など日本から米軍基地をなくす草の根運動