変化への胎動

憲法前文・第9条を広め、実現するために

 ハーグの平和会議が、日本国憲法第9条を広めることを決めました。小泉首相は、米政府の軍曹だと言われながら、自衛隊という軍隊に戦争させること が、国際的に「名誉ある地位」だと繰り返し述べています。小泉首相の「国際」は「米政府」のことであり、米政府に「旗を見せる」きわめて不名誉な地位を意 味します。日本が国際的に名誉ある地位を占めるためには、平和憲法の精神に従って、参戦ではなく不戦で、米国追随でなく自主性を持って行動するべきです。 パキスタンでも、アフガニスタンでも、日本は戦争をしない国として、とても高い尊敬を受けています。その民衆は、日本人に「兄弟!」とさえ呼びかけてくれ ているのです。戦争でなく、難民や難民にさえなれない飢え病み死にひんする子供たちや民衆の救援こそ日本の名誉ある国際貢献です。

今こそ、力を合わせ続けましょう
お互いの違いをに大事にしながら

 報復テロにも報復戦争にも反対と全世界の人々が立ち上がりつつあります。日本でも報復戦争参戦に反対する声がひろがっています。私たちはこの声を 強める運動に力を尽くしながら、「報復テロ」「報復戦争」の悪循環の根源である米軍基地をなくし、憲法第9条を世界に広める根本的な力を蓄え成長させてい く事が必要だと考えます。その力とは、思想、宗教、政党支持などの違いを大事にしながら、市民団体、労働組合、政党その他の社会団体が同じ目標で力を合わ せることです。力を合わせられるところから始めましょう。草の根から力を合わせることができるならば、必ず、私たち民衆は勝利できます。
私たち草の根運動は、この国民的共同と世論を作り上げることを目標にしています。国民の生活の中の草の根から作り上げる共同と世論ができるならば、どんなに巨大に見え、永久不変に見える米軍基地も、必ずなくすことができると確信します。
このような共同と世論を作り上げるために、私たちは、10年でも15年でも、さらに状況によっては、次の世代になろうとも、不断の努力を続け、目標を実現しなければなりません

21世紀の早い時期に、米軍基地のない当たり前の国・地域、日本・沖縄を回復し、日本国憲法前文と第9条および国連憲章の精神で、アジアと世界の平和を確固としたものに致しましょう。
私たちは、遅くとも2015年までに沖縄・日本から米軍基地をなくすことをめざします。