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    2010年2月25日(木曜日)

    沖縄県議会、全会一致で県内移設に反対意見書

    カテゴリー: - hirayama_moto @ 19時47分46秒

    県内NO 壁越えて 県議会の決断歓迎 普天間「県外」意見書

    知事へ逆風強まる 名護・宜野湾 「怒り 決議に反映」

    2010年2月25日 09時42分 この記事をつぶやく このエントリーを含むはてなブックマーク Livedoorクリップに投稿 deliciousに投稿 Yahoo!ブックマークに登録
    (9時間1分前に更新)

     米軍普天間飛行場の新たな移設先の検討作業が大詰めを迎える中、県議会はついに与野党の壁を越えて“県内移設拒否”へと舵(かじ)を切った。24日に全会一致で採択された普天間の県外・国外移設を求める意見書。過重な基地負担と基地の固定化に反対する民意を、あらためて政府に突きつけた。政府内では県内移設に回帰する案も浮上。県民の間では「いま主張しなければ間に合わない」と県議会決議を歓迎する声が強く、県内移設を否定しない仲井真弘多知事に対しても逆風が強まっている。

     「異議なし」。県議会超党派の議員から声が上がった瞬間、「県外・国外移設」まで踏み込んだ意見書が初めて全会一致で採択された。

     名護市から傍聴に駆け付けた元建設関連業の男性(62)は、「以前は仕事が増えればいいと移設に賛成する気持ちも半分あったが、基地では潤わなかった。もうこれ以上の負担はいらない」と決議を支持。中城村の元保守系村議、比嘉定栄さん(60)は「いま『沖縄に新たな基地はだめだ』とはっきり言わないと、本土や米国に誤ったメッセージを送ってしまう。知事ら執行部はしっかりしてほしい」と注文を付けた。

     「画期的だ。各党が大同団結した意義は大きい」と声を弾ませたのは、普天間爆音訴訟原告団の島田善次団長。「容認、反対に分かれていた県民の声が一つになった。県内に基地はもういらない」

     「カマドゥー小たちの集い」の知念ウシさん(43)は「本土も基地を引き取りつつ、安全保障のあり方を再考してほしい。日米両政府が沖縄の民意を踏みにじることがないよう国際社会の監視も呼び掛けたい」と訴えた。

     普天間移設先として合意された名護市。ヘリ基地反対協の安次富浩代表委員は「陸上案に対する県民の怒りが決議に反映されている。無理やり県内に押し込もうとすると県民全体の怒りを買い、連立政権の崩壊につながるだろう」とくぎを刺した。

     一方、辺野古沿岸部に移設する現行案を条件付きで容認してきた普天間代替施設推進協の宮城安秀会長。「県民世論が県議会を動かしたと思う」と一定評価する一方で、「ゼロベースで検討しているという政府が『やっぱり辺野古』と判断したときに、どう整合性を取るのか…」とも話す。

     名護市議会では、辺野古への移設計画の断念を求める決議案の調整が昨年末から難航。与党連絡協議会の比嘉祐一会長は「3月定例会に提案できるように野党会派と調整を続ける。全会一致での可決を目指して努力する」としている。

    思い一致/実現急げ

    県内各地の声

     沖縄の意思ははっきり示された。今度は政府の番だ−。県議会が米軍普天間飛行場の「県外・国外移設」を求める意見書を可決した24日、県内では県議会の決断を歓迎し、早期実現を求める声が相次いだ。

     新基地建設反対を掲げる市長が当選したばかりの名護市。北部看護学校に通う小林奈緒美さん(22)は「大賛成」と可決を喜ぶ。「新しい基地が名護に来るのは反対だけど、嘉手納や県内の別の地域に行けばいいというものではないから」と語る。

     大宜味村の幸野尭(たかし)さん(68)も「これまで県議会が一つになることは無かった。基地をなくそうと県民が本当に一致できるようになった証し。一歩前進」と言う。

     「いくら可決しても国がやらなきゃどうしようもない」と話すのは冨山嘉秀さん(64)=那覇市。「政府は米国に頭が上がらないから、見通しはあまりよくないと思うけど」と言葉を選ぶ一方、「階段を1段、2段ぐらいは上がったかね」とひそかな期待をにじませた。

     「県内移設を言う人の住む地域に持って行けばいいという気持ちになる」。主婦の大沢貴子さん(39)=同=は移設問題に対する政治家の発言にいらだつという。今回の意見書可決は「やっと機運が高まったか、という感じ」。職業訓練校に通う森島悠さん(27)=同=も「本土では県内移設を迫る意見が強いが、なぜ沖縄でないといけないのか」と疑問視。小那覇義治さん(70)=同=は「できるかできないかは別にして、知事も県内移設反対を強く打ち出してほしい」と要望した。

     「基地問題は全国で考えるべきだ」。会社員の仲宗根一行さん(58)=宜野湾市=は、安堵(あんど)の表情を浮かべた。長年、頭上を通過する米軍機の騒音に悩まされ続けてきた。「基地はいらないということが示された。(県外・国外移設を)早く実現してほしい」と期待した。


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