「前門の虎、後門の狼」東京都知事選候補

2007年3月3日

明日、反基地国際ネット結成でエクアドルへ立つので、都知事選について意見を述べる時間がありません。
ですから、
田中さん(仮)の次の「東京都知事選についての疑問」に完全に賛同することで意見表明に代えます。(下の方に載っています)
それと同時に、3月2日付「しんぶん赤旗」2面志位委員長の見解「東京都知事選・浅野氏について、宮城県の”実績”は自民政治そのもの」を是非ごらん頂きたいと思います。多分共産党のホームページのどこかに、あるのではないでしょうか。
政策抜きに、反自公政権なら誰でもいいという立場で、「共産党候補おろし」を組織した西宮の女性の行為をメール使用を容認したある市民団体(かつて私はこの団体を支持しました。そして、その変質を防ぐ努力を最大限いたしました。)と同じで、反石原なら誰でもいいと言うことでしょう。
「前門の虎、後門の狼」という言葉がありますが、民衆にとっては、虎に食われるのは嫌だが、オオカミに食われるのはいい、と言うことにはならないと思います。

それでは、3月12日まで、エクアドルでの、外国軍事基地をなくす国際ネット結成会議で、全世界の草の根の人々と交流してきます。

以下に田中さんの意見を引用いたします>
> 皆様
>
> 田中(仮)です。
> 最近の東京都知事選について大きな疑問があるので、このメーリングリストでも皆様の意見を聞きたいのですがお願
> いします。
>
> 「市民の風」の第二ブログのほうにも意見を記したのですが、政策協定や選挙協力の見通し、さらには共産党推薦の吉田陣営との事前のすり合わせも行うことのない、「東京。を
> プロデュース」その他の市民団体による浅野氏擁立運動は、統一候補を目指すどころか「対立候補擁立運動」だった
> のではないかと思わざるを得ません。
> 実際に共産党側は浅野宮城県政下での福祉切捨てを強く非難しています。(その主張はある程度理にかなっている部
> 分もあります)
> 浅野氏が本当に「反石原」陣営の共闘を目指しているようには、一連の報道からはとても感じられません。
>
> このままでは、分裂選挙になることは避けられません。
> もちろん浅野氏のようなある程度有力な立候補者が、きちんと市民団体や各政党と協議し、自ら政策協定を結ぶ努力
> をして、統一候補ができるなら、それが一番理想ではあります。
> しかし、正直、民主党や市民の側から長い間、だれも責任ある立候補表明を行ってこなかった状況では、吉田万三氏
> を無党派市民が勝手連を作るなりして、堂々と支援するほうがよかったのではないかと思ってしまいます。
>
> 吉田氏は共産党系候補ということで、マスコミだけでなく護憲派市民団体からさえも、不当な無視を受けています。
>
> 今回の都知事選を巡る動きでは、石原都知事と並んで最も早い時期から立候補を表明していたのは吉田万三氏であり
> 、さらに政策的にも最も石原と対照的で、ぶれていないにも関わらず、マスコミは徹底して軽視・無視してきました
> 。
> 吉田氏と石原慎太郎の政策論争なんておよそ期待もできない状況です。
> 無党派層の風を起こすといっても、この状況では吉田氏に有利な情勢ができるわけがありません。
> 「東京。をプロデュース」だけでなく、市民団体、広範な護憲派勢力が、これまでの反共意識を捨てて堂々と共産党
> 推薦候補でもある吉田氏を支援できるような状況があれば、マスコミその他の扱いも変わっていただろうと思います
> 。
>
> はっきり言って「風」その他の市民団体が現在目指しているような「平和共同候補」運動の最大の妨げは、「反共意
> 識(反日本共産党意識)」なんではないかと思っています。
> 「反共意識」こそが社民党、民主党やその影響下にあるあらゆる運動と、共産党系の運動の間の溝を決定的にしてい
> るような気がしてなりません。
> 実際に愛知知事選ではまさに連合や民主党、社民党の「反共意識」のため、共闘が妨げられ落選した、ともいえるで
> しょう(共産党陣営からは共闘の申し入れをしていたのに)。
> もちろん共産党の側のかたくなな態度や「反市民、反大衆」意識も改める必要はあると思いますが、「反共意識」は
> 日本社会全体に定着した、それよりずっと大きな問題だと思います。
> 「反共意識」克服なしの平和共同候補運動、護憲勢力統一運動は、成り立たないと思っています。
>
> 皆様の意見もよろしくお願いします。
>
> 田中(仮)

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