歴史の転換点となるか、沖縄県民大会

 町村官房長官が沖縄戦「集団自決」検定意見の撤回に一歩踏み込む考えを示しました。運動の大きな成果ですね。

「教科書検定意見撤回を求める県民大会」は、本当に、多くの人で一杯の集会でした。(沖縄県人口の約1割近くが集まったことになります)

 政党代表には、公明党まで出席していました。沖縄県の自民党は集会に積極的といってもいい役割(県議会議長が大会実行委員長)。出席しなかった政党は自民党代表のみ。自民党の孤立が示されました。

 12年前の1995年、米兵の少女暴行に抗議する県民大会をはるかに上回る数でした。大会はむしろ厳粛なと言ってもいい雰囲気の中で静かに進んでいきました。
 会場への往復は、バスに乗って立ったまま何時間も過ごしました。これは、沖縄で初めてだったと思います。会場へ行くバスは、バス会社と実行委員会の話し合いで、12年前と同じ無料でした。会場から宿舎に帰る道は参加者のバスで渋滞し、普通1時間ですむ道のりが3時間かかりました。

 愛媛の岩崎さんは、たった一人の沖縄県民との連帯スタンディングを行いました。これは、すごい!としか言えません。心からの敬意を表します。

 翌朝の琉球新報、沖縄タイムス報道もすごいものでした。昨日は、琉球新報、沖縄タイムス両社に、本土へ持って行くために、大会を報道している新聞を受け取りに行きました。重いものでしたが、草の根運動の東京事務所に宅急便で送りました。

 1ヶ月あまり、体調を崩してしまい、体力が落ちておりやっとの事でした。しかし、29日の集会の大成功で、久方ぶりの爽快な朝でした。

 本土に、このすごい集会を伝えることが本土の私たちの仕事だと思います。本土メディアは堕落していると言っては、過言でしょうか?

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