鳩山、普天間代替は辺野古と沖縄に伝える

インターネットニュースは、次のように伝えています。

 

仲井真知事が辺野古移設を「遺憾だ」5231124分配信 産経

 

 沖縄県の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事は23日午前の鳩山由紀夫首相との会談で、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)を名護市辺野古周辺に移設する政府方針に対し、「高まっていた県民の(県外移設への)期待と落差が大きい。端的に申し上げると遺憾であり、極めてこの案は厳しい」と批判した。

 

普天間、辺野古移設を初表明=首相―県外守れず、

 

陳謝・名護市長反発   5231053分配信 時事通信

 

Yahoo!ニュース 鳩山由紀夫首相は23日午前、沖縄県の仲井真弘多知事と県庁で会談し、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)をキャンプ・シュワブがある名護市辺野古周辺に移設する方針を初めて正式表明した。また、米軍ヘリ部隊の訓練などの基地機能を極力、県外に移す考えを強調した。これに対し、仲井真知事は「大変遺憾だ。極めて厳しい」と県内移設受け入れは困難との立場を重ねて強調した。

 この後、首相は名護市の稲嶺進市長ら県北部の市町村長と同市内で会談。首相の説明に対し、稲嶺市長は「断固反対する。名護市民への裏切りで、極めて残念だ」と強く反発した。

 首相が決めた移設先は、代替滑走路の建設地や工法などの詰めは残るものの、現行計画に沿った内容。昨年の衆院選で約束した「県外移設」をほごにし、現行計画に戻ったことで、首相の政治責任が厳しく問われそうだ。

 席上、首相は「代替施設は県内、辺野古付近にお願いせざるを得ないとの結論に至った。断腸の思いで下した結論だ」と表明。「(東アジアの安全保障上)抑止力を低下させてはいけない。県外に移設すると、海兵隊の機能を大幅に損なってしまう」と理解を求めた。

 また、首相は「基地機能、わけても米軍の訓練をできる限り県外に移し、負担軽減と危険性除去の実を上げることが大事だ」と述べるとともに、27日の全国知事会議で協力要請する考えを示した。その上で、「『できる限り県外』という私自身の言葉を守れなかったこと、県民に混乱を招いたことを心からおわびする」と陳謝した。 

沖縄県議会、鳩山へ抗議20100523

 

鳩山首相からの会談要請を断った沖縄県議会・高嶺議長、議員35人とともに座り込み

 

5231217分配信 フジテレビ

 

鳩山首相は23日、就任後2回目となる沖縄訪問で、日米が大筋合意した、普天間基地を名護市辺野古周辺に移設する案を正式に説明したが、仲井真県知事は「極めて遺憾で、極めて厳しい」と応じた。

 

一方、鳩山首相からの会談の要請を断った沖縄県議会の高嶺議長は、県議会のすべての会派の議員35人とともに座り込みを行い、「県民の頭越しに、県内移設を決定すべきではない」と訴えた。

 

また県庁前では、数百人の市民が集まり、鳩山首相に対し、「公約通」、県外・国外移設を実現すべきだ」と訴えた。

 

参加者は「総理の来県を許さないぞー! 総理は沖縄の声を聞けー!」と声を上げた。

(以上 引用終わり)

 

 沖縄県民の怒りが、じかに伝わってきます。

 その怒りは、私自身の怒りであり、また、多くの心ある人々の怒りです。心の底からじわじわと湧いてくるような本物の怒りの感情です。

 辺野古に作らせない闘いを、さらに強めながら、普天間飛行場の早期閉鎖返還撤去の一点で、日本全体で、共同・統一戦線を超党派で作り上げること、国際世論に訴える努力を強めること、本土と沖縄が一体になって、日米政府に強い圧力をかける、そういう力を育てることが重要です。

 その努力の中で、米軍違憲、安保条約を終了通告して日米平和友好条約に変える運動を強めなければなりません。(平山基生2010・05・23)

 

コメントを残す