豪雨の中、普天間に着任。

 6月15日、普天間飛行場周辺の住居に、すさまじい豪雨の中着任しました。普天間基地を、現在進行してる歴史的チャンスをものにして、早期閉鎖返還撤去を実現するための、ささやかな、草の根運動家としてお役にたてるようにという、意図からです。

 雨は、ひと月前に普天間包囲で経験した時と同じように、激しいものでした。

 現地新聞を購読申し込したところ、さっそく持ってきてくれました。普天間飛行場をなくすために、ここに来たのです、と言って「草の根運動」の名刺を出しました。そして、「コンビニはどこにありますか?」ということから、会話が弾みました。「日常生活用品やパソコン関係用品がないのでどこで買ったらいいでしょうか?」と相談すると、「後から案内してあげますよ」と親切に言ってくださいました。

 一時間ほどして、小さい車が来て案内をしてくれました。

 車中で、

 「(沖縄・日本から米軍基地をなくす草の根運動の)名刺を見て、うれしくて。梅雨が明けるときには、豪雨があります。会社から、4月の県民集会の案内が来て、参加しました。5月16日の普天間包囲では息子と一緒に参加しました。私一人でも参加しています。近所に住んでいるのに、参加しない人には腹が立ちます。

 もり上がっているけれど、本当に基地がなくなるか不安です」 こう言って、コンビニ、大型電気店、本屋などを回ってくれました。

 「米軍違憲」ブックレットのチラシを見て、ぜひ本屋で買いたい、と言ってくれました。

 参議院選挙では、革新が二つに割れ「どっちに投票しようかと考えている。棄権する人も多いだろう」と言っていました。

 

 ご飯茶わんやお椀もないというと、「到来物の中に、あるから差し上げますよ」とのこと。1時間もしないうちに、お茶碗4つ、お惣菜入れ2つ、お茶のみ茶碗1つ、お皿1枚の8点もの食器を持ってきて下さいました。

 自宅でパソコンメールをチェックしていると、東京の友人から「友人のマルマルが立候補したのでその候補を応援したい。」と電話が入りました。革新が割れれば、現職の自民党女性候補が漁夫の利を得るかもしれない状況です。沖縄ですら、「米軍基地をなくす超党派」をつくることがいかに大変かを痛切に感じます。残念なことです。

 

 しかし、滅びなかった「帝国」はありません。現実には、「米軍基地をなくす陣営」がまとまらなければ、絶対に「帝国」をなくすこと、米軍基地をなくすことはできません。団結以外に道はないのに、それができない。団結をつくり出すことに、米軍基地をなくす勢力は心血を注がなければならないと思います。

「着任」という言葉ですが、わたしが、普天間に半居住することは、「沖縄・日本から米軍基地をなくす草の根運動」の仕事です。同時に、歴史と人民が与えた任務を果たすという意味で、「着任」という言葉を使用しました。

 

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