(普天間通信)夜8時1分から2分、9時にも、立てづ付の米軍機轟音

 

みなさん

平山基生・普天間―東京・麻布ヘリ基地からです

8時1分から2分、立てつづけの米軍機轟音

 

さきほど、「普天間通信」を書き、夕食をしている最中に、米軍基地から飛び立つ米軍機のひどい轟音が立て続けにありました。

その轟音を聞いているいま、NHK沖縄は、8時から、「北海道民と沖縄戦」を放映しています。沖縄県民に次ぐ1万人以上が死んだ北海道の第24師団は旭川から、中国東北部に派兵され、沖縄へ移動を命令されました。

「戦略上のある任務」を負わされていた、というのです。沖縄を守るためではなく、「本土」を守るための「捨石」作戦だった、というのです。

 生き残ったある北海道出身の元兵士満山(みつやま)さんは、沖縄県をたびたび慰霊に訪問しました。戦争について、戦争に行くまでは、「個人的に人を殺すとか、そういう意識はなかった。国を守る、ということが言われた」と思い出を語ります。

 

 NHKですら、というとNHKで頑張っている仲間の人たちに悪いですが、まさに、沖縄では、現実にイラン、アフガンで人を殺している米軍の実戦訓練と、65年前の沖縄戦の歴史が、一つのものになって、居住者に、否応なく、戦争をどう考えるかを迫ってくる、そういうメデイアの報道があるのです。満山さんのは「地獄というのはあの世でなく、この世にあるのではないか、と思った。だれにもみとられずに、泥だらけで、死んでいった」と語っています。25人の負傷者が、米軍からの攻撃から脱出しようとして、生き残ったのは満山さんだけだった、といいます。平和の礎の北海道出身者の名を見て、満山さんは泣くのです。「彼はかわいそうだ。奥さんと子供を置いて死んだんだ」「おれはどうしたらいいんだ」と号泣します。

 

ここで紹介しきれませんが、仲間を殺した米兵への憎しみを拭えなかった満山さんは、戦後も洞窟に隠れていて、敗戦を知らず非武装だった米兵を射殺してしまいました。

 いま、満山さんは、戦争そのものに、批判の目を向けるようになった、というのです。まさに、満山さんの思いが、いま、日本国憲法前文と第9条に法制化されています。

 

 最後まで見たら、この映像の制作は、「札幌」となっていました。

 

 沖縄をふくむ日本全国で、在沖日米軍基地数の75%である100(米軍専用基地面積の75%は沖縄県)をしめる沖縄県以外の他都道府県も、立ち上がらなければ、せっかくの日本国憲法が殺されてしまいます。伊達判決がいうように、在沖日米軍そのものが9条に違反する「戦力」そのものなのですから。(拙著『米軍違憲』参照)

 

前普天間通信の訂正)

日本での世論調査だは「死刑はやむを得ない」が85.6%であったということです。「56%以上」と書いたのは間違いでした。なお、死刑廃止国は139カ国、死刑継続国は、59カ国。

 

なお、いま、夜912分、米軍機の轟音が、こんな時刻に聞こえました。

 

コメントを残す