目に余る最近の沖縄米軍基地の動き(琉球新報より)3

アセス図書閲覧開始 赤土防止に沈砂池
 那覇防衛施設局は21日午前9時半から、同局と東村、国頭村役場で、米軍北部訓練場返還に伴うヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)移設についての環境影響評価図書の閲覧を開始した。閲覧は3月22日まで(土、日曜、祝日を除く)。
 評価図書では、1月末に出された7項目の知事意見すべてに対し、事業者としての見解を盛り込んだ。知事意見で挙げられた「住民の生活環境への配慮」と「ダムの水源への配慮」については、米兵向けの環境教育資料に追加した。
 知事が建設進入路の計画について環境への影響を少なくするよう求めたことには、地形に合わせた道路に設計を変更。さらに11工区で区域外に赤土流出防止の沈砂池を設置する。
 マングース対策についての知事意見に対しては、住民地域に近い区域には、マングース用のフェンス(高さ1・2メートル)を50メートルにわたって設置する。施設境界線の意味も持たせているという。フェンス両脇には捕獲用のわなも併せて設ける。効果を見極めて、設置を拡大するか検討する。
 閲覧時間は午前9時半―正午、午後1―5時。閲覧終了後に工事に着手する。
(2/21 16:02)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-21511-storytopic-3.html

普天間代替で入札公示 埋め立てなど15件
 那覇防衛施設局は21日、米軍普天間飛行場代替施設建設に伴う埋め立て工事の施工計画や移築兵舎の建築設計など15件の入札を公示した。環境影響評価(アセスメント)方法書に対する意見概要書のとりまとめ業務も含まれている。3月末に入札が行われる。8日に公示した環境現況調査の入札に引き続き、防衛省側は、県との調整が進まない中で、普天間飛行場代替施設建設に向けた作業を進めている。
 今回新たに公示されたのは(1)埋め立てと護岸工事の施工計画検討(2)作業ヤードと工事用仮設道路の計画検討(3)環境アセス方法書への意見概要書とりまとめと県環境影響評価審査会への資料作成(4)サンゴ幼生の調査で着床器具設置と保守点検(5)気象観測とデータ解析(6)下士官宿舎や倉庫、工場、管理棟建設の建築設計・設備設計―など15件。
 工期はサンゴの調査関連が2007年10月末まで。埋め立て工事計画と作業ヤード計画は同年12月25日まで。宿舎や管理棟建設計画業務は同年11月末までとしている。
 普天間移設をめぐっては、今月8日に、環境アセスの項目について実施する環境現況調査の入札を公示した。県は3年以内の閉鎖状態の実現や政府移設案の修正を求めており、条件がクリアされない限り、環境アセスに応じられない姿勢を崩していない。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-21508-storytopic-3.html

3年内閉鎖対応が条件 普天間移設協参加で知事(2月21日)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-21512-storytopic-3.html

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