浦添不発弾収納作業、住民に避難勧告なし 北谷議会が抗議決議、F15未明離陸の中止要求 地位協定改定へ参院決議 など  沖縄タイムス関連記事(5月7日から10日)

2008年5月7日(水) 夕刊 7面

北谷議会決議へ/F15未明離陸に抗議

 【北谷】今月二、三の両日にあった米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機などの未明離陸問題で、北谷町議会(宮里友常議長)は七日午前の基地対策特別委員会で、未明離陸の中止を求める抗議決議と意見書の両案を、八日に予定される臨時会に提案することを決めた。

 また県が同町宮城に設置・管理している騒音測定器が二日午前五時二十一分に九二・四デシベル(速報値)を記録していたことも分かった。同町砂辺では同日一一二・一デシベルを観測しており、広範囲に騒音が響いていたことになる。

 同町担当者によると「宮城地区で九〇を超えることは珍しい」という。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805071700_05.html

 

2008年5月8日(木) 朝刊 1面

浦添不発弾きょう収納作業/住民に避難勧告なし

移送ルートも非公表

 【東京】防衛省の徳地秀士運用企画局長は七日の衆院外務委員会で、浦添市の建築現場で発見された化学弾の可能性がある不発弾二十二発の撤去のため、八日から特殊密封容器への収納作業を実施する方針を明らかにした。作業は九日まで実施し十日に嘉手納弾薬庫内の不発弾保管庫に移送する計画だが、周辺住民への避難勧告や交通規制の予定はなく、発見場所や移送ルートも一切公表されない。

 避難勧告を出さないことについて防衛省の担当者は「一義的には自治体の判断」と説明した上で、「不発弾の信管が作動状態にないことから爆発する危険性もない。仮に化学弾だとしても外部に液体が漏れ出す状態でもなく、周囲への環境面、安全面での影響も出ていない」と説明する。移送ルートの非公表には「安全第一を考えており、公表すると円滑に作業ができない可能性がある」としている。

 これに対し、質問した照屋寛徳氏(社民)は、一九七一年に米軍知花弾薬庫貯蔵地域内から毒ガスを移送した際には移送ルートが事前に公表されたと指摘。「住民は不安を抱いており、あらかじめ周知すべきだ」と訴えた。

 一方、防衛省が公表・非公表の是非を「自治体の判断」としていることについて、浦添市の担当者は「心外だ」と首をかしげる。同市が現場を確認した直後、沖縄防衛局にその後の対応について尋ねたところ、防衛局から「窓口を一本化して引き受ける」と回答があり、非公表の詳しい説明はなかったという。

 また、通常の不発弾処理は事前に市が対策協議会を開くが、今回は「防衛局主体で(処理の)中身も分からないため開いていない」と説明。「通常の不発弾処理は市の事業だが、今回は国の直轄。市は一円も費用負担していない」と話し、公表・非公表を判断する立場にないことを強調した。

 今回の移送は民間業者に委託し、長さ約百二十センチ、太さ直径約四十センチの円柱型の特殊密封容器に一個ずつ入れて移送。現場から撤去するための「緊急措置」と位置付けており、不発弾保管庫で暫定的に保管する予定だが、今後の処理の見通しは立っていない。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805081300_01.html

 

2008年5月8日(木) 朝刊 27面

基地警備員退職/職安、パワハラ被害認定・雇用保険 即支給へ

 在沖米海兵隊の日本人警備大隊に所属していた元基地従業員の安村司さん(41)が、上司の日本人男性からパワーハラスメントを受けたと訴えている問題で、沖縄公共職業安定所(ハローワーク沖縄)が、安村さんのパワハラの主張を認める形で雇用保険の支給を決定していたことが七日までに分かった。(粟国雄一郎)

 安村さんは元上司に慰謝料を求める訴えを起こし、訴訟は那覇地裁で係争中。沖縄防衛局もパワハラを認めておらず、安村さんは本紙の取材に「国の第三者機関がパワハラを認めてくれたことは一歩前進。提出した資料から事実は明らかで、迅速に対応してくれた職安には感謝している」と話した。

 安村さんはこれまで、上司から約九カ月間、仕事を与えられず、事務所の机に座っているよう命じられたり、七カ月間に計三回、配置転換を強いられたりしたと主張。雇用保険の申請では、パワハラで退職を余儀なくされたとして、同僚約百五十人分の署名や上司からの待機命令書、配置転換の際の人事通知書などを、職安に証拠として提出していた。

 四日に受け取った通知では、離職理由が自主退職では通常認められない「給付制限のかからない自己都合退職」に分類されており、三カ月間の待機期間を待たずに保険の支給が決まった。職安に理由を確認したところ「特定受給資格者」として取り扱い「提出された書類や資料を参考に、パワハラを認めた」と答えたという。

 職安は雇用保険の支給にあたり「上司、同僚等から故意の排斥または著しい冷遇もしくは嫌がらせを受けたことによって退職した者」などについて、再就職の準備をする時間的な余裕がなく、離職を余儀なくされた「特定受給資格者」と分類。保険の支給期間などを別枠に定めている。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805081300_02.html

 

2008年5月8日(木) 朝刊 27面

憲兵連れ帰り/「逮捕すると思わず」

 【東京】外務省の西宮伸一北米局長は七日の衆院外務委員会で、衣料品店で万引したとして店員に取り押さえられた在沖米兵の息子二人を、米憲兵隊が基地内に連れ帰った問題について、米側が「憲兵隊は県警が(二人を)逮捕するとは思っていなかったようだ」と説明していることを明らかにした。今月二日の外務省の照会に対し、在日米大使館が調査結果として説明したという。

 米側はこれまで、「憲兵隊が現場に急行し、少年らを取り押さえたが、暴れるので暴力を防ぐために手錠を掛けた。あくまで暴力を働く可能性を防ぐために行った。窃盗で逮捕したとは認識していない」と説明している。

 しかし、警察庁の井上美昭審議官は同委員会で「警察官が憲兵隊に対し被疑少年らの引き渡しなどを求めたが拒否された」と説明しており、今回の説明で、県警と憲兵隊の認識の違いが一層浮き彫りとなった。

 これに対し、西宮局長は二日の米大使館への照会の際に、「施設区域外の警察権の行使に当たっては、地位協定および関連取り決めに従って県警に協力してほしい」とあらためて申し入れたことを明らかにした。

 赤嶺政賢氏(共産)への答弁。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805081300_03.html

 

2008年5月8日(木) 朝刊 26面

基地外住宅 眼前に/市民団体が北谷ツアー

 急増する米軍人向け住宅の実態を知る「基地外住宅見学ツアー」が六日、北谷町砂辺区であった。市民グループ「ネオキの会」が企画し、メンバーら二十四人が松田正二自治会長の案内で区内を歩いた。

 「ここから先は外国みたいなものです」。松田会長に促されて路地に入った参加者の両側に、三角屋根の一軒家がずらり。基地外住宅は砂辺区に六百戸あり、さらに約三百戸が建設中。松田会長は「今に区民の数、千世帯を超える。ここはアメリカ人の区になってしまう」と訴える。

 中城村の比嘉かおりさん(36)は「ここに来たら、(米兵らに)『沖縄人が何をしにきた』と言われそう。沖縄が沖縄じゃなくなりそうで怖い」と語った。家賃は最高四十万円台といい、県内相場を大きく上回る水準。ツアーを企画した同会の友利真由美さん(31)は「米兵による暴行事件があって、まず実態を知りたいと思った。関心はあるけど運動は苦手、という人が問題を考える玄関になれば」と話した。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805081300_06.html

 

2008年5月8日(木) 夕刊 1・5面 

未明離陸の中止要求/北谷議会が抗議決議

 【北谷】今月二、三の両日にあった米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機などの未明・早朝離陸問題で、北谷町議会(宮里友常議長)は八日午前、臨時会を開き、運用上の理由や訓練などに伴う深夜・早朝離陸を一切行わないよう要求する抗議決議と意見書の両案を全会一致で可決した。九日に同基地などを訪ね、直接抗議する予定だ。

 抗議決議では、短期間に早朝離陸を繰り返したことは、地域住民の声を軽視し配慮に欠けた基地の運用だと指摘。「いかなる理由があるにせよ、到底容認できるものではない」として今後、未明離陸を中止するよう求めている。

 同議会は、四月二十三日に同基地からF15などが未明離陸したことを受け、同二十五日にも嘉手納基地などを訪ねて抗議した経緯があり、「わずか九日後に再び早朝離陸を強行したことは誠に遺憾」と強調した。あて先は、嘉手納基地第十八航空団司令官や在沖米国総領事、沖縄防衛局長など。


     ◇     ◇     ◇     

未明離陸抗議 三連協が声明

中止要請無視を批判


 【北谷】米軍F15戦闘機などの未明・早朝離陸問題で、「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)は八日、中止要請を無視する形で強行した米軍の姿勢を批判する声明を発表した。

 三連協の野国昌春会長(北谷町長)、東門美津子沖縄市長、宮城篤実嘉手納町長らが同日の総会後、北谷町役場で会見した。メンバーらは十四日に同基地などを訪ね、直接抗議する。

 野国会長は会見で、三日午前六時すぎの離陸について、嘉手納基地の騒音規制措置が守られたことを一定評価したが、「連休中ということもあり、住民感情としては騒音そのものが問題だ」と指摘した。


沖縄市議会は あす対応協議


 【沖縄】米軍嘉手納基地でF15戦闘機などが未明離陸を強行した問題で、沖縄市議会は七日、基地に関する調査特別委員会(与那嶺克枝委員長)を九日に開き、対応を協議することを決めた。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805081700_01.html

 

2008年5月8日(木) 夕刊 5面 

浦添・不発弾/撤去へ密封容器搬入

 浦添市の建築現場で見つかった化学弾の可能性がある不発弾二十二発の撤去に向けた作業が八日午前、行われ、陸上自衛隊などによって作業が進められた。

 米軍の遺棄爆弾が見つかったのは、同市伊祖の住宅地と墓地に隣接するビルの建て替え工事現場。約百メートル離れた牧港小学校の校庭では、児童たちが体育の授業をしていた。

 同日午前八時ごろ、陸上自衛隊の車両三両が現場に到着し、十人ほどの迷彩服姿の隊員らが準備作業を始めた。警察官の姿はなかったが、爆弾が見つかった場所は白い幕で覆われ、同十時ごろ、大型クレーンが密封用の容器と見られる筒を幕の中に釣り下ろした。

 自宅のベランダから作業を見詰めていた近所の女性(72)は「爆弾が見つかったのはうわさで知っていたが、化学兵器の可能性があることは新聞で読むまで知らなかった。今も市や警察からは何も言ってこない」と不安そうに話していた。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805081700_03.html

 

2008年5月8日(木) 夕刊 5面

居酒屋に侵入の2海兵隊員逮捕

 宜野湾市大山の居酒屋で、深夜の閉店後にドアを壊して店内に忍び込んだとして、宜野湾署は八日、建造物侵入の現行犯で普天間航空基地本部所属の海兵隊員二人を逮捕した。二人は在沖米軍人に出されている夜間外出禁止令(午前零時―五時)に違反したとみられる。

 逮捕されたのは、伍長アンドリュー・ウェイン・ジョーンズ容疑者(23)と、上等兵クリスチャン・マッケンジー・ポンズ容疑者(20)の二人。二人とも酒に酔っており、「身に覚えはない」と話し、容疑を否認しているという。

 調べでは、二人の容疑者は同日午前零時から約三十分間、同市大山二丁目にある居酒屋の施錠されたドアを押し倒して、侵入した疑い。現場に駆け付けた警察官が二人を逮捕した。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805081700_04.html

 

2008年5月8日(木) 夕刊 5面

シュワブ内に海保のボート/11管区 内容公表せず

 【名護】米軍普天間飛行場の代替施設建設に伴い、環境影響評価(アセスメント)が行われている名護市キャンプ・シュワブで、海上保安庁のボートが係留されているのが八日、確認された。第十一管区海上保安本部は「巡視船などの行動内容は公表できない」とコメントしている。

 アセスの抗議活動に参加している金井創さん(53)によると、同基地には移動式の係留場が設置され、「海上保安庁」と書かれたボート二隻が係留され、別の二隻が沿岸部周辺を航行している。通常、同基地周辺に向かう海上保安庁の巡視船などは、中城湾港を利用しているという。

 ヘリ基地反対協議会の安次富浩代表委員は「米軍施設から海上保安庁の船が出たとすれば初めてだろう。何でそんなことをするのか、理由をただしたい」と憤りを示した。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805081700_06.html

 

2008年5月9日(金) 朝刊 27面

化学弾か街に緊張/浦添市で撤去作業

 浦添市伊祖の建築現場で発見された化学弾の可能性がある米軍の遺棄弾の撤去に向けた梱包作業は八日午後も、自衛隊や民間の専門業者によって行われた。現場に近い牧港小学校では緊急の職員会議を開き対応を協議した。

 マスクなど防護服を着た作業員らが二十二発のうち、十二発を特殊容器に収めた。残り十発は九日に密閉する。十日には嘉手納弾薬庫内の保管庫に運ばれる。

 牧港小学校は八日朝、報道陣からの情報で作業開始を知った。児童に対し、登下校時に現場周辺を通らないことなど、注意を促したという。

 帰宅途中の同小二年生の比嘉妃奈乃ちゃん(7)は「朝、学校で先生に言われるまで、砲弾が近くにあるとは知らなかった」と話した。

 防衛省の担当者は「化学弾である可能性も否定できないので、そのことを前提に作業している。漏えいしてないので危険性はそれほどない」と説明した。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805091300_04.html

 

2008年5月9日(金) 夕刊 1面 

合意「空文化」と批判/仲井真知事、未明離陸で

 仲井真弘多知事は九日午前の定例会見で、米軍F15戦闘機などの未明・早朝離陸について、「日米合同委員会の合意が空文化している」と批判した。米軍人・軍属らの私有車両(Yナンバー車)の車庫証明問題にも触れ「いろいろ合意事項はあるが、まじめに取り組んでいないのではないか。合意事項を正直に受け止めて守ろうという面が足りなさすぎる」と米軍の対応を非難した。

 十五日で復帰三十六年目を迎えることには、県民所得が四十七位にとどまっていることを気に掛けつつ、「人口は増えた。沖縄より国の補助金、交付金に頼っている県も約十県ある。古典的な格差論はかなり解消した」との認識を示した。一方で、「基地の整理はあまり変わっていない。再編でうたっている(海兵隊の)グアム移転をしっかりやってほしい」と求めた。

 沖縄振興計画が終了する二〇一一年以後については「米軍基地に絡む部分で戦後処理が残っている。再編に絡む跡利用や原状回復には政府の力が必要だ」と理解を求めた。

 将来展望としては「県民が独立独歩の精神で責任を持ってやっていくには、経済自立度を高めるのが一番重要。経済を活発にし、日本の平均を上回るようにしたい」と決意を示した。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805091700_01.html

 

2008年5月10日(土) 朝刊 2面 

地位協定改定へ参院決議/国民新、民主に提案

 【東京】国民新党は九日、民主党との政策協議会合で、日米地位協定改定を求める国会決議を参議院で採決することを提案した。民主党は、社民党も含めた野党三党で連携しながら採決することに前向きな姿勢を示したという。今後、今国会中での採決を目指し、調整を進める。

 会合には、民主から菅直人代表代行と鳩山由紀夫幹事長、国民新から亀井静香代表代行と亀井久興幹事長が出席した。

 国民新が提案した「地位協定の抜本的改定に関する決議案」(素案)は「米軍による犯罪や環境汚染が多発し、日本国民に不安と不信を与えている」とした上で、容疑者の引き渡しや環境保全など地位協定の規定の不備が要因だと指摘。

 運用改善にとどめようとする政府の姿勢を批判し、地位協定の早期の抜本的改定に全力で取り組むよう求めている。

 民主、社民、国民新の三党は三月末、地位協定改定案をまとめ、町村信孝官房長官や高村正彦外相らに要請していた。三党案は(1)基地外居住の米軍関係者への外国人登録義務(2)起訴前の身柄引き渡し要請に対する米軍の同意(3)施設返還時の環境汚染浄化は米国の責任―などを柱としている。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805101300_05.html

 

2008年5月10日(土) 朝刊 26面 

ゾウ取り持つ縁長?く/那覇市で寄贈祝う会

 昨年十二月にインド政府から沖縄市の沖縄こどもの国に寄贈されたゾウ二頭の到着を祝う記念パーティーが九日、那覇市のパシフィックホテル沖縄であった。寄贈に携わったインド前文部科学技術相のM・M・ジョーシ氏やインド文化協会インド側会長のアショク・チャウラ氏らが来沖。ゾウを通じた沖縄とインドの友好交流を誓い合った。

 ゾウ寄贈は、二〇〇三年に喜納昌吉氏(現・参院議員)がインド側に「戦争で被害を受けた沖縄の子どもたちのため、平和の象徴であるゾウを贈ってほしい」と提案したのがきっかけ。インド国内の政権交代や動物輸出禁止法の制定などで作業が遅れていたが、昨年末に関係者の四年越しの願いがかなった。

 ジョーシ前文科相は、沖縄の印象について「第二次世界大戦で大変な苦労をしたが、伝統や文化が比較的保たれている自然豊かな地域」とし、「ゾウは知恵と安定性と平和のシンボル。平和を保ちながら、沖縄とインドのきずながさらに深まることを願っている」と語った。十日以降は、こどもの国で記念パーティーが開かれるほか、ジョーシ前文科相が東門美津子沖縄市長と面会する予定。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805101300_07.html

 

2008年5月10日(土) 朝刊 1・26面

「無言館」沖縄展を開催/17日から県立博物館・美術館

 沖縄タイムス社は創刊六十周年企画「情熱と戦争の狭間で―無言館・沖縄・画家たちの表現」を、十七日から那覇市おもろまちの県立博物館・美術館で開催します。

 志半ばで戦死した画学生の作品や遺品を収集・展示する「無言館」(長野県上田市)の作品と、「戦争の記憶」をテーマに描かずにはいられなかった沖縄の画家たちの作品を紹介。「戦争」と「創作への情熱」という共通するキーワードで結び付けた作品展です。

主催 文化の杜共同企業体、県立博物館・美術館

共催 沖縄タイムス社

特別協力 戦没画学生慰霊美術館「無言館」

協賛 琉球銀行、ザ・テラスホテルズ


     ◇     ◇     ◇     

平和・戦争 問い掛け


 沖縄タイムス社創刊六十周年企画「無言館・沖縄・画家たちの表現」の開催に当たっては、戦没画学生慰霊美術館「無言館」の特別協力を得ました。

 同館は一九九七(平成九)年に開館。絵画の道を志し、戦死した画学生の遺作・遺品を展示し、無言の作品群が参観者に「戦争とは」「平和とは」を問い掛けます。

 開催期間や入場料は以下の通りです。

▽期間 17日(土)―6月29日(日)。月曜休館。6月23日「慰霊の日」は開館、翌日休館

▽場所 県立博物館・美術館(那覇市おもろまち)

▽入場料 前売り券・団体(20人以上)=一般800円(当日1000円)、高校・大学生640円(同800円)、小・中学生400円(同500円)。県内各プレイガイドで販売

▽問い合わせ 文化の杜共同企業体、電話098(941)8200

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805101300_08.html

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