G8サミット以上警備!サウンドデモ参加者が被害


多彩な企画が行われています。写真は北海道に生息する氷河期の生き残り(遺存種=レリック)に関する展示。

 市民サミットに参加するため訪道しています。北海道もなかなか暑いです。こちらにお住まいの方によると今年は気温の変化がいつもの年となにかちがうとのことです。

 今夜北海道の知人たちの集まりで、7月5日のピースウォークに参加した何人かの人から、ピースウォーク対する道警察の警備が、まさに過剰であったことが話されました。道警は、ウォークに参加しようとした市民が参加することを阻止するという違法な行動を行ったが、警官の目が血走っており、抗議することができる雰囲気ではなかった。沿道にびっしりと、盾をウォークに向けて並んでいた。外国から参加した人の話では、こういう「警備」はヨーロッパやアメリカでは見られない、独裁国の警察ではそうするけれど。ということでした。

 まさに道警察は、刑法193条の「職権乱用罪」を犯し、憲法に保障された国民の基本的人権である、ピースウォークに参加するという「表現の自由」を暴力を持って侵害したといわなければなりません。これは2年以下の懲役に当たる犯罪行為です。

 しかも問題は、報道です。きわめて平和的なウォークに対する警察の犯罪行為をまるで逆に描き、ウォークが違法で暴力的であったかのような印象を与えるものとなっています。ウォークが怖いものというように描いて市民が参加することを阻止している点では、公安警察の思惑通りに報道する「権力の下僕」に成り下がっていることは、非常に危険です。沿道の人が「こわいですね」と言ったが、「警察は」と言う主語がついていたようであったが、「ウォークが」といっていたようにすりかえて報道していた、ということも言われていました。

 6月末、韓国のウォークに参加しました。キャンドルをもち、ベビーカーに赤ちゃんを連れた若いご夫婦や、小学生中学生高校生大学生が、多数参加していました。こういうことを阻止し、市民・国民とを切り離すことが彼らの最大の狙いです。今回の警察が作り上げた「事件」の真相をねばりづよく広く市民・国民に知らせることが大事です。

 救援会の設立を大いに歓迎するとともに、できる限り多数の方のご支援ご参加を私も訴えるものです。(2008/7/7)

ーーーーー以下、転載です。転送可ーーーーー

札幌サウンドデモ7・5救援会設立とカンパのお願い

 2008年7月5日、札幌市大通公園で開催されたチャレンジ・ザG8サミットのピースウォークで、「サウンドデモ」部分に対して不当な弾圧がくわえられました。荷台に音響機材を積んだ「サウンドトラック」を公安警察が襲った経緯などで、マスコミ記者も含め最終的に4人の方々が逮捕されました。

 すでに様々なマスコミの報道がありますが、この弾圧は機動隊の過剰警備と公安警察の暴力的な介入によって引き起こされたものです。札幌中央署は被疑事実を「道交法違反」「公安条例違反」「公務執行妨害」としていますが、もちろんピースウォークは事前に申請され、北海道公安委員会に許可されたものです。「サウンドデモ」スタイルによる荷台乗車も、許可された行進形態に含まれていました。

 DJをしていただけで逮捕、あるいは運転席の窓ガラス割った上で運転手を引きずり出して逮捕、などという暴力的なふるまいに対して、現在、有志による救援活動が続けられています。 救援活動に際しては、差入など様々な出費が必要になるため、多くの皆さんに衷心よりカンパを呼びかけます。よろしくお願い申し上げます。

 札幌サウンドデモ7・5救援会

  
 【連絡先】   080-3538-7596   j5sapporo@yahoo.co.jp
 【カンパ振込先】   郵便振替口座:00200-5-38572 名義:S-16   ※札幌救援カンパとご明記ください