ペシャワール会伊藤和也さんを心から惜しむ

31歳の理想に燃える青年が殺されました。彼の死を心から惜しみ悲しむものです。また、ご両親をはじめ関係の方々、ペシャワール会みなさまの悲しみがいかばかりかとお察し申し上げます。また、伊藤一也さんのために泣いてくださっているであろう、アフガンのみなさまに心からの感謝と共感と連帯の気持ちを表明したたいと思います。
 
伊藤和也さんこそ世界の青年の誇りであるとともに、日本民衆
の誇りでもあります。
 
伊藤和也さんのご冥福を心から祈ります。「冥福」とは死後の幸福という意味です。日本政府関係者場合によっては、米政府やNATO関係者も「伊藤和也さんの冥福を祈る」と言うかもしれません。しかし、もし、米帝国とその同盟諸国がアフガンに兵を出し続けるのならば、その言葉は、いかにもむなしいものです。日本政府が自衛隊をアフガンに派兵しろという米帝国の意向に沿って、軍事協力や派兵を強行するならば、「アフガンの子供たちにパンを食べさせたい」という思いでアフガンでの活動に献身した伊藤和也さんの思いに真っ向から敵対するものです。
ましてや、憲法9条に反して、戦争に協力するならば、広島長崎東京大空襲、沖縄戦などで殺された、幼い子供を含む320万人の日本人、2000万人のアジア人の死後の幸福「冥福」を祈ることに真っ向から反するものです。
 
残念きわまるこの一人のかけがえのない日本の青年の死にたいする言葉としたいと思います。

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