今日は「普天間無条件閉鎖での超党派団結」へ、試される日

今日は「普天間無条件閉鎖での超党派団結」へ、私たちが試される日  普天間飛行場の早期閉鎖問題は、鳩山政権によっては、さらに障害が設けられ、解決の見通しがなくなってきました。 本日5月27日、連立政権である同民主党内閣は、社民、国民新3党で基本政策閣僚委員会を開きます。また、同日全国知事会議を開きます。日米両政府は、北沢防衛相が渡米し、昨26日に、明日28日には、「辺野古」を明記した日米文書を発表することを決めました。 いま、普天間飛行場に象徴される沖縄を含む在日米軍基地問題解決は、「普天間飛行場早期無条件閉鎖」の一点で、沖縄県民を先頭に、国民的団結を作れるかどうか、その勢力が、国際的な基地をなくす力と連帯しつつ、その国民的な団結の力を営々と急速に強めることによって、米日政府を包囲し米日政府勢力の力をこの一点で凌駕するまでに成長させること、これ以外にありません。 こういう団結の力を作る上で、党利党略を優先することには、国民と歴史の厳しい批判が待っているでしょう。 社民党は、この問題で試されています。市民運動も、労働運動も、私自身を含む個々の活動家も、試されています。共産党もこの問題で試されています。それぞれが、それぞれの課題で、試されています。 「普天間飛行場早期無条件閉鎖」の一点で、沖縄県民を先頭に、国民的団結を作る、そのことを誠実に実行するかどうかが、試金石です。 5月16日、普天間包囲行動は、文字通り政党政派を超えて、手をつなぎあい、1万7千人が、「悪夢のような」と表現された豪雨の中、1回目は人数が不足していましたが、2回目、3回目はつながりました。 私は、タクシーで、普天間飛行場を取り囲む人間の鎖をぐるっと1周以上見て回りました。そこには、社民党系も、共産党系も、地域も、日本全国、沖縄全県から、子供も、高齢者も、女も男も、ずぶ濡れになりながら、普天間を取り囲んで手をつないでいました。 「これこそ超党派だ」 私は、この悪条件の中成功した普天間包囲行動を見て、超党派の力を実感しました。どの政党も、どの個人も、どの団体も1つでも1人でも欠けていたら、普天間は包囲されなかったでしょう。 私は、普天間の危険性を発信すると共に、普天間の団結・超党派をも発信するために、普天間と東京に交互に住むことを決めました。 いま、沖縄県内だけでなく日本全国で超党派を作り米日基地維持勢力を圧倒する団結の力を作り出す、絶好のチャンスが来ているのです。 そのためにも、今日、社民党は、閣議決定であろうと、閣議了解であろうと、首相発言であろうと、明日発表が予定されている辺野古を明記した日米文書が前提とされる限り、閣内にとどまるべきではない、と思います。内閣の外で、国民的団結「普天間閉鎖の超党派の団結」に社民党は加わることによって、社民党は、その役割をより有効に果たすことができるでしょう。(2010年5月27日平山基生)

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